MQL4プログラミングにおけるマジックナンバーとは?

マジックナンバーとは、MT4の注文がどのEA(エキスパートアドバイザー)やロジックから実行されたかを識別するための番号です。

複数のEAや手動取引と自動取引を組み合わせて運用する際に、各注文の出所を区別するために使用されます。

使用例

OrderSend関数の第9引数(magic)に任意の数値を指定して設定します。以下はその例です

OrderSend(symbol, cmd, volume, price, slippage, stoploss, takeprofit, comment, magic, expiration, arrow_color);

注意点

マジックナンバーには0以外の数値を使用した方が無難です。0は裁量でのエントリーを示すのでEAでは避けるべきです。

またinputを活用して外部パラメータとしてユーザーが設定できるようにすることが推奨されます。

利点

MT4の再起動時やEAのパラメータ変更時にも情報が失われないので、安心してPCやVPSを再起動できます。

mた、複数のEAを同じ端末で使用する際に、各EAの取引を正確に識別することができるので、誤った決済などが発生しなくなります。

確認方法

MT4のターミナルの「取引」または「口座履歴」タブで、取引レコードにマウスカーソルを合わせると表示されます。

設定例

複数のEAを使用する場合、それぞれ異なる数値を設定します。例:1234, 12345, 123456 など

マジックナンバーを適切に使用することで、複数のEAや取引戦略を効果的に管理し、各注文の出所を正確に追跡することができます。

MT4/MT5での自動取引システムの開発と運用において非常に重要な要素なので、しっかりと理解するようにしましょう。

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この記事を書いた人

池田 直哉 池田 直哉 メタプロアカデミー創業者・講師

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