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関数の概要Comment()
関数は、MetaTrader 4(MT4)プラットフォームで使用されるMQL4プログラミング言語の関数で、チャートの左上にコメントを表示するために使用されます。

この関数は、トレーダーがチャート上に情報を簡単に表示するための最も基本的な手段の一つです。
目次
使用方法
基本的な使い方はPrint()関数と一緒です。早速、上記の画像を基にサンプルソースを見ていきましょう。
Comment("トレード待機中");
上記のように()内に表示させたい文字列や変数を入力することで、チャートの左上に表示されるようになります。
基本的には単体で使用するというよりも、if()文などで条件を満たしたときにトレード関数などと一緒に使用されることが多い関数です。
- 基本構文
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関数の引数には、文字列や数値、変数などを指定でき、カンマで区切って複数の引数を渡すことができます。文字列を表示させたい場合は" "
で囲むことに注意してください。 - 文字数制限
コメントとして表示できる文字列の上限は2045文字です。 - 改行の使用
改行を含めたい場合は、\n
を使用することで複数行の表示が可能です。
上記の例だと
Comment("トレード\n待機中");
のように書くことで改行を入れることができます。
関数-改行.png)
注意点
最新のコメントのみが表示されるComment()
関数は、最後に実行された内容のみが表示されます。
複数のエキスパートアドバイザー(EA)やインジケーターが同じチャート上でこの関数を使用している場合も、最後に実行されたものだけが表示されます。
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関数は、簡単に情報を表示するための便利なツールであり、特にデバッグやリアルタイムでの情報確認に役立ちます。